CHAPTER03書類の収集・翻訳

源泉徴収票

「源泉徴収票(げんせんちょうしゅうひょう)」とは、1月~12月の1年間で勤務先からもらった給与と、収めた税額が記された書類のことです。会社員として給与をもらっている人は、勤務先から発行される源泉徴収票を帰化申請の際に提出する必要があります。

 

源泉徴収票は、原則として「直近年度のもの」が必要となります。ただし、場合によっては、直近の年度とさらに前年度の源泉徴収票が求められることもあります。

 

複数の会社に勤めている(いた)人は、それぞれの源泉徴収票が必要になります。なお、1枚の源泉徴収票に2社分の所得がまとめて記載されている場合もあるため、受け取った際に確認しましょう。

 

なお、この書類はコピーでの提出が認められていません。必ず原本を提出しましょう。もし確定申告などで原本を使用した人や、原本を紛失してしまった人は、勤務先に連絡して再発行してもらうようにしてください。

源泉徴収票のチェックポイント

チェックポイント

対応方法

法務局が求める年度(過去12年分)において、給与所得者となる同居者全員分の源泉徴収票の原本が揃っていない

紛失などで源泉徴収票の原本が手元にない場合は、勤務先に連絡して再発行してもらいましょう。

転職や兼業などによって、2社以上から所得があった

全ての勤務先分がまとめて年末調整されていなければ、確定申告が必要です。

源泉徴収票に「年調未済」の記載がある

所得税が未清算であるため、確定申告が必要です。

扶養の条件に適さない人が扶養に入っている(摘要欄)

扶養を外すための確定申告が必要です。

履歴書上の職歴欄と内容が一致していない

内容が一致するように、履歴書の修正などを行ってください。

所得証明書の金額と合致しない

合致しない原因の調査・特定を行い、合致させるように対応してください。

合致しない原因としては、所得の申告漏れなどが考えられます。

 

あとがき

源泉徴収票は、勤務先から給与をもらっている人と同居者が給与をもらっている人が必要になります。

複数の会社に勤めていた人や転職して勤務先が変わった人もそれぞれの源泉徴収票を用意しましょう。

コピーでの提出は認められていないため、原本が手元にない場合は早めに再発行を依頼してください。

 

さむらい行政書士法人では帰化申請のサポートを行っております。

ご不明な点がある場合は、ぜひご相談ください。

まずは無料相談から
ご利用ください

ご予約フォームはこちら