確定申告
確定申告(かくていしんこく)とは、1年間の所得税を計算し、国に納めるべき税額を申告する手続きのことです。市区町村の役所へ所得を申告して税金を納める「住民税」とは別物になるため、間違えないよう注意しましょう。
個人の確定申告書を行う場合
個人で確定申告をしなければならないケースとしては、主に以下のようなものが挙げられます
- 個人事業主である
- 給与所得者と事業所得がある
- 2ヵ所以上の収入がある
- 住宅ローン控除
- 年収が2,000万円を超えた
- 不動産収入や投資利益がある
- 年金収入が関係する
- ふるさと納税の寄付金控除が関係する
法人の確定申告書を行う場合
法人として確定申告をしなければならないケースとしては、主に以下のようなものが挙げられます
- 申請者本人が会社の役員(取締役または監査役)に登記されている
- 同居者が会社の役員(取締役または監査役)に登記されている
- 親族が経営する会社に勤めている
確定申告書は何年分必要か
前述した通り、帰化申請を行う場合は、直近1年分の確定申告書(控え)コピーが必要となります。ただし、法務局の担当官によっては、直近2年度分を求められる場合もあります。
確定申告書は税務署印の押印が必要
紙の申告書で確定申告を行った人は、税務署の受理印が押された確定申告書の控えが必要です。確定申告書の控えに受理印を押印してもらう方法には、以下の2通りの方法があります。
確定申告書は税務署印の押印が必要
①.窓口で確定申告する場合
税務署の窓口で確定申告を行う場合は、控え用の確定申告書を印刷して持参し、それに対して受理印を押してもらいます。
②.郵送で確定申告する場合
郵送で確定申告を行う場合は、控え用の確定申告書と返信用封筒を同封した上で、必要な書類を一式税務署に送付します。
一方で、電子申告にて確定申告を行った人は受理印が不要となり、受信通知データを印刷することで帰化申請の提出書類にできます。受信通知データを印刷手順は、以下の通りです。
①e-Taxにログインし、メッセージボックス一覧から対象となる申告データを選択する
②詳細ボタンをクリックし、メール詳細画面を表示する
③メール詳細画面を印刷する(これが受信通知となる)
確定申告書の控えを紛失してしまった場合
確定申告書の控えを紛失してしまった場合は、税務署に「保有個人情報開示請求」という手続きを行い、再発行してもらう必要があります。
再発行までに1ヵ月程度かかる場合もあるため、紛失してしまった場合は早めに手配をしましょう。発行手数料は1通あたり300円です。また、郵送請求の場合は、返信用封筒の同封も必要となるため、忘れないよう注意しましょう。
なお、再発行の際に住民票が求められる場合もあるため、あらかじめ準備しておくと安心です。